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FRP構造の設計

複合材料構造の成形

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複合材料構造のVaRTM成形

 

FRPの成形法は目的形状、大きさ、量産性などに応じて種々選択できますが、基本は手積成形法です。これは、成形型に樹脂を供給含浸させながら繊維布を貼って行き、脱泡ブラシを往復させて樹脂中の気泡を取り除くもので、樹脂の有機揮発成分の有害性やべとつく樹脂の扱いなどのため3K作業(危険、臭い、汚い)とされています。この作業環境を劇的に変えたのが、真空バッグを使った真空含浸成形VaRTM(Vacuum assisted Resin Transfer Molding)法で、型にドライ状態の強化繊維布を積層して真空フィルムで覆って周囲をシールし、真空状態にしたあと、大気圧により一気に樹脂を含浸させる方法です。樹脂からの揮発物揮散は樹脂容器に限られるので作業環境が良くなり、樹脂含浸状況を短時間の成形時に確認できるので、品質や信頼性が向上します。